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6月29日にアメリカで発売開始されるAppleのiPhoneですが、web閲覧のデバイスとしても気になっています。

iPhoneがweb標準技術に対応し、AJAX技術を利用したwebページを利用できることは、既に大きくアナウンスされていますが、その影でFlash Playerへの対応が聞こえてきません。当初は、iPhoneがオペレーティングシステムとしてOS Xを用いていることや、YouTubeを閲覧できることから、Flash Playerを搭載するのかと期待していたのですが、この時期になってもFlash Player搭載のアナウンスがないのは、少なくとも最初期のiPhoneではFlashコンテンツを利用できないのでしょう。

また、いくつかの記事(1, 2, 3)によると、どうやらiPhoneで閲覧できるYouTubeコンテンツは、従来のFlash Video形式ではなく、エンコードしなおしたH.264形式のようです。

現在、web上で閲覧できるYouTubeコンテンツは、FlashPlayer7用のFlash Video形式(Sorenson Spark)でエンコードされており、Realなどの他動画形式と比較しても、画質に対する使用帯域幅のパフォーマンスが悪いように感じます。しかし、FlashPlayer8用のFlash Video形式(On2 VP6)ではこのパフォーマンスも改善されています。もし、On2 VP6がここここに記載されているように、H.264と同等以上のパフォーマンスを提供するのなら、YouTubeコンテンツをエンコードし直すとしても、On2 VP6コーデックのほうに高い可能性を感じるのですが、これも企業戦略なのでしょう。

タッチパネルを利用したフレキシブルなUIが用意されているiPhoneでは、様々なインタラクティブコンテンツを作りやすいため、近い将来にFlashPlayerが搭載されることを期待しています。

バルセロナで開催されているモバイル関連の展示会3GSMでは、新しいモバイル機器がいくつも発表されていますが、ちょっと気になったのがFlash Liteに関するAdobeの発表。こちらのプレスリリースによると、今年前半期に発表されるFlash Lite 3では、FLV形式の映像をサポートするとのこと。ちなみにFLV形式の映像は、YouTubeやGoogle Videoなどで用いられています。

現在のFlash Lite 2でも、携帯機種に依存した映像形式なら再生できますが、携帯機種に依存せず、PC上でも利用できるFLV形式で配信できるのは魅力的です。主に携帯電話で用いられるFlash Liteは、モバイル機器の画面の小ささや限られたUIなどからか、いま一つ盛り上がりに欠けいているように見えますが、モバイル機器への映像配信フォーマットのデファクトになれば面白いな、とFlashの一ファンとして思います。

同プレスリリースによると、Flash Media ServerからのFLVファイルのストリーミング配信も可能になるともあります。これがRTMP(Real Time Message Protocol)をサポートすると言うことなのかは分かりませんが、そうなればますます面白いですね。ちなみにRTMPがサポートされると、一つ前の記事に書いたキャラクターチャットのような同期コミュニケーションアプリケーションも、携帯電話用のものが手軽に作成できるようになります。

Flash Lite 3に対応した携帯電話が日本で登場するのは、2008年初頭でしょうか。今から心待ちにしています。

購入したauの携帯電話W44KのFlashLiteの機能について、いくつか確認をしました。確認に用いたswfファイルは、FlashLite2.0でパブリッシュし、端末性能を示す以下の項目を書き出させました。

  1. System.capabilities.avHardwareDisable
  2. System.capabilities.hasDataLoading
  3. System.capabilities.hasEmail
  4. System.capabilities.hasEmbeddedVideo
  5. System.capabilities.hasMP3
  6. System.capabilities.hasSharedObjects
  7. System.capabilities.os
  8. System.capabilities.screenResolutionX+“by”+System.capabilities.screenResolutionY
  9. System.capabilities.version

【EZwebブラウザ上での表示】
1-5 : true
6: false
7: CDMA 1X WIN
8: 240 by 320
9: FL 7,1,82,6

【PCサイトビューアー】
swfファイルを表示できない

【データフォルダからの起動 / 待ち受け画面】
1, 3-6: true
2: false
7: CDMA 1X WIN
8: 240 by 320
9: FL 7,1,82,6

EZweb上で見たときには、hasSharedObjectsがfalseであり、この機能を学生の卒業研究で使う予定だったのであわてましたが、データフォルダ上から起動した場合は、同プロパティの値がtrueになり一安心しました。Flashのヘルプを確認したところ、

Flash Lite 共有オブジェクトは、ローカルに保存された SWF ファイルのみが利用できます。ネットワーク対応ブラウザで再生される SWF ファイルは、Flash Lite 共有オブジェクトを使用することはできません。

との記載が確かにありました。また、こちらで公開されていたsharedObjectを用いたサンプルファイルでも確認したところ、やはりEZwebからはsharedObjectが使えませんが、データフォルダからは利用できました。更にデータフォルダからswfファイルを起動した際に、SharedObject.getMaxSize()を用いて、保存できる総データ数を確認したところ、4096バイト=4KBでした。


W44Kに機種変更する

これまで使っていた携帯電話W31Tに特に不満はないのですが、Flash Lite 2.0を使いたいと言う、それだけのために、今日発売されたW44K(シルバー)に機種変更をしました。たまっていた1,500ポイント全て使い、16ヶ月使用していたW31Tを機種変更した結果、12,390円かかりました。思っていたよりは安かったのですが、Flash Liteのために12,390円は、もったいないような気がしています。携帯電話メーカーには、機種変更せずともFlash Liteのバージョンアップができるよう対応してもらいたいですね。

手に入れたW44Kは、まだあまりいじっていませんが、シンプルなデザインは気に入っています。ただ、ネットでも話題になっている通り、本体横幅が結構あるので、小さいと言う印象は受けません。また、表面の強化ガラス部分につく指紋も目立ちます。手元にあったFlash Lite 1.1の待ちうけ画面は問題なく動いていますが、近日中にFlashLite2.0からの新機能である端末へのデータ保存について動作確認をしたいと思います。

ゼミ生の卒業研究のテーマを学生と一緒に考えていますが、FlashLite2.0を用いて、携帯待ちうけ、または携帯アプリケーションを作成できたらと思っています。その際に気になっているのが、11月中旬にバンダイから発売予定の「ant’s life studio」。この商品は、置時計にもなるデジタルアリ育成シミュレーションです。ドット絵のアリが、巣穴を広げたり餌の捕獲をするそうです。

以前、アナログアリを飼うANTQUARIUMを見たときも欲しくなりましたが、この「ant’s life studio」にもかなり心が動かされています。この「ant’s life studio」っぽいものをFlashLiteで作成して、携帯電話の待ち受け画面等で利用できるようにするのは、結構面白いかなと思っています。簡単な動きのものでしたら、プログラミングのスキルもそれほど必要ないでしょう。

ただ、アリの育成と言うアイデアそのままを借用してはしょうがないので、何か少し違ったものができないかと思っています。ゼミ生とこれまで考えてきた卒業制作のアイデアは、キャラクターがはっきりとした「ペット」の育成を考えてきましたが、「ant’s life studio」のように無個性の動物/昆虫をワサワサと動き回らせるのも面白いかなと気づかされました。また、営巣の過程を見せると言うのも面白いと思っています。営巣の面白さと言うとクモを思い出しますが、クモ育成携帯待ちうけとなると、利用者が極端に限定されそうですね・・・。何か面白いアイデアはないかな?

ant’s life studio
ant’s life studio
posted with amazlet on 06.09.28
バンダイ (2006/11/25)

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