カテゴリー'LCAM'の投稿

LCAMeラーニングコンテンツを効率的に作成するシステムLCAM(Learning Contents Authoring Module)ですが,公開準備が遅れています.ここ数日は,日本教育工学会での発表直前に急いで作ったActionScriptのコードを整理したり,LCAMより書き出すHTMLをwell structuredなものにするよう見直したり,CSSを汎用的なものにしたりと,細々とした修正をしています.目標としては,データベースと連携しない試用版LCAMを今月中に,そしてデータベースと連携したものを今年中に公開することを予定しています.システムの利用を希望されていた方は,すいませんが今しばらくお待ちください.

ちなみにデータベースと連携したLCAMは,作成したeラーニングコンテンツの流通を促すSNS(Social Networking Site)の一機能として公開するつもりです.このSNSは,まだまだ作りこみが必要ですので,しばらくはアルファ版として運用することになると思います.

今日,修正したCSSの内,一つ気になったことをメモしておきます.blog等でもdivで囲んだブロックの中に,画像とそれに回り込ませる文章を配置するケースがあります.その際に文章が短いため,画像の方が高さが高く,divの枠線より画像が下に飛び出してしまうケースを見ます.これはCSSの中で,divに対してoverflowをautoにしておけば,画像の高さを考慮して,自動的にdivの枠が大きくなってくれます.


overflowをautoに

LCAMこれまで,LCAM(Learning Contents Authoring Module)のクライアントサイドを構築してきましたが,そろそろ本格的にサーバーサイドを構築します.サービス公開時に用いるサーバー環境は,Linux+Apache+MySQL+ColdFusionとなる予定です.これに対して,これまでの開発環境は,WindowsXP+ColdFusionに付随するwebサーバー+Microsoft Acces+ColdFusionでしたが,これをWindowsXP+Apache+MySQL+ColdFusionに変更し,より公開時の環境に近いものにしました.

以下はその作業メモ.

  1. Apache
  2. MySQL
    • mysql-4.0.26-win32.zipをダウンロード,インストール
    • ver4.1系列は,日本語周りの設定が面倒そうなので,手堅く4.0系に.
  3. ColdFusion
    • webサーバーを変更するので,インストールしてあるCFを抜いてから入れ直し
    • ColdFusion MX 7をダウンロード,デベロッパー版としてインストール
    • webサーバーをapacheに指定する際に,httpd.confの場所を指定する箇所で戸惑う他は,問題なくインストール終了
    • CFインストール後,その管理者画面を表示しようとするが,FirefoxではcfmファイルをColldFusionに受け渡さずにダウンロードしようとする.IEでは問題なく表示される.webで調べたら,同様の症状が報告されており,こちらにあるように,localhostの代わりに127.0.0.1でURLを指定したら問題なく表示された.?のままだが,取りあえず先に進む.
  4. CFMYAdmin
    • CFMYAdminはColdFusionベースのMySQL管理ソフト
    • CFMyAdminPackage.zipをダウンロード,インストール
    • ColdFusion MX 7はサポート対象外だったけど,ちゃんと動いているように見えます

昨日から着手したLCAM(Learning Contents Authoring Module)のパス教材作成部の開発ですが,そのクライアントサイドはほぼ完成しました.今後,サーバーサイドの開発に移るので,これまでの開発状況をまとめておきます.

まず,システムログイン直後は,以下のパス基礎情報入力画面が表示されます.パス教材とは,複数のwebページをまとめて学習単位としたものです.


LCAM

ここではパス名,パス種別などを記載/選択します.パス名は教材の名前であり,パス種別は,教材をどのような形で公開するのかを示します.LCAM開発後に取り掛かるLMS(Learning Management System)は,SNS(Social Networking Site)のような,人のつながりを重視するシステムを考えていますが,パス種別は,このLMSの中で,作成した教材を,「システム内の全員に公開」,「システム内の友達(mixiのマイミクに相当)のみに公開」,「有料教材として公開」,「教材作成中」のどのステイタスにあるのかを示します.

これらの基礎情報を入力し終わると,次の「パスデザイン」画面に映ります.


LCAM

ここでは,作成するパス教材にどのようなページが含まれるのかを決定します.作成するページの種別は,「はじめに」,「教材」,「資料」,「課題」,「まとめと確認」の5種です.これらのページのどれが,どのような順序でパス教材に含まれるのかはをこの画面で決めます.画面左側のページ種別ボタンをクリックすることにより,画面右側のスペースに対応するウィンドウが開きます.

LCAM

表示されたウィンドウでは,ページタイトルを入力し,ページ種別を選択します.その後,ウィンドウ右上の「編集」ボタンをクリックすると,次の「ページデザイン」画面に移動します.この「ページデザイン画面」が,これまで作成していたLCAMに相当する部分です.この画面で,ページ内に,どのように「見出し」や「段落」,「学習目標」などを表示するのかを決定します.

LCAM

各ステージの作業状況をDBに保存し,web上で教材をプレビューできるようにする作業が,この後待っています.まだまだ,やることは多いです・・・.

LCAM現在,開発を続けているLCAM(Learning Contents Authoring Module)ですが,「サーバー,データベースとの連携はしない」条件のもとで,「eラーニング教材の特定のページを作成する」機能については,ほぼ完成しました.使用しているタグについて,もう少し整理をしたら,ネット上で公開する予定です.

上で「eラーニング教材の特定のページを作る」機能と書きましたが,この点について,以下で簡単に説明をします.通常のeラーニングでは,複数のwebページから成り立つ学習単位があります.例えば大学で用いるeラーニングでは,1コマ90分と言った時間を目安として,この学習単位を構築することが多くあります.更にこの学習単位を複数集め,半期とか通年と言った学習期間に応じた学習経路を用意し,これを「科目」とすることが一般的です.

これまでのLCAMは,特定のページの作成を支援するのみで,学習単位としてパッケージングする機能は持っていませんでしたが,現在,このパッケージング機能の追加を行っています.LCAMでは,この「学習単位として複数のページを集めた」教材を「パス教材」と読んでいます.パスはpathであり,構想中のLMS(Learning Management System)で,教材を道とするメタファーを使っているため,このように名づけました.このメタファーについては,もう少し構想が煮詰まったら,このblogで書いていきたいと思います.

上記のパス教材作成支援部の開発が終わり次第,データベースとの連携部の開発に着手します.LCAMを用いて,推敲しながら教材を作成するのなら,データベースと連携し,作業途中の内容を保存する機能は不可欠でしょう.このためデータベースとの連携を一刻も早く完成させたいと思っています.

LCAM 昨日18日は,徳島県立総合教育センターにて開催された徳島県高等学校教育研究会家庭学会主催の研修会で,Flashを用いた教材開発の講習をしてきました.

徳島県高等学校教育研究会家庭学会とは,昨年度の同会の研究プロジェクトにて,授業プランニングボードの開発やイラスト素材の作成で,私と園田学園女子大学の学生がお手伝いをさせて頂いた経緯があります.

講習の後,授業プランニングボードの現状などについて,色々とお話を聞かせていただきました.この授業プランニングボードの構想段階には私は参加しておらず,Flashによるシステム作成のみを担当していたのですが,現在,私が開発しているLCAM(Learning Contents Authoring Module)とつながりがあり,とても興味深いです.

まず授業プランニングボードについて簡単に説明をします.通常は教員である利用者が,授業で指導する予定の学習単元を選択すると,予めサーバー上に用意してある,「目的」,「導入」,「展開」などのステップごとに分類された授業案が表示されます(下図参照).この授業案をブラウザ上でドラッグ&ドロップを用いて並べることにより,授業の指導プランを作成することができます.作成したプランは印刷することや,プランで使用するビデオや写真などの素材をリンクからたどることができます.興味のある方は,このリンクから実際にシステムを使用することができますので,使ってみてください.(授業プランニングボードの詳細につきましては,徳島県高等学校教育研究会家庭学会の先生がまとめられたこちらの資料をご覧ください.)


授業プランニングボード

現在私が開発しているLCAMを用いると,eラーニング教材に含まれるページを効率的に作成することができます.通常のeラーニング教材では,目安となる単位学習時間に応じて複数のページをパッケージングし,これを通年/半期などの学習スパンに応じて更にパッケージングしたものを,科目/講座として用意します.このパッケージングの過程は,contextを作り出す過程です.私は,このcontext makingを支援するアーキテクチャの提案/開発に非常に関心があり,今後開発する予定のLMS(Learning Management System)の一つの柱にしたいと思っています.

LCAMは,eラーニング用の独学教材作成を支援するシステムであり,授業プランニングボードは,主に対面授業における授業プラン作成を支援するシステムという違いはあります.しかし,前者がeラーニング教材の素材となるpage contentを作成するシステムなのに対して,後者は素材を組み合わせてcontextを作り出すシステムなので,補完的であり相性が良いです.この両者を上手につなげ,発展させることができれば,面白い学習支援システムになると思っています.

Next »