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9月3〜5日にかけて、熊本大学で開催された教育システム情報学会第33回全国大会に参加してきました。以下、簡単に感想などを記します。

自分の発表
今回は、「共に学ぶための学習プラットフォームの開発 ‐学習活動のアンテナ機能‐」と言うタイトルで発表してきました(発表スライドは記事末尾に掲載)。これまでに開発してきたSNSベースのLMS「Social Learning Life」に関して、友達の学習状況などをPush配信する仕組みを説明しています。mixiのような汎用SNSの多くでは、「友達」の日記が、自分のログイン直後の画面にPush配信されます。これに対して今回の研究では、各教材に対する「友達」の「学習中」、「合格」と言った学習状況などをPush配信するというものです。同時に、自分の学習状況の配信範囲を制限することも出来ます。

学習にSNSを導入する実践研究の肝は、その人的ネットワークの活用にあると思っています。今回の研究で試みたことは非常にシンプルですが、今後も学習に特化したSNSとして、その人的ネットワークの活用方法を提案していきたいと思っています。

他者の発表
3日に開催されたワークショップ「SNS的アプローチを利用した教育・学習支援」が、特に面白かったです。様々な切り口での研究報告がありましたが、OpenPNEを利用した研究が予想以上に多かったのが印象に残りました。僕もOpenPNEを利用したことがありますが、非常に良くできたソフトウェアですし、手軽にSNSを運用できるのは便利です。LMSのmoodleで各種用途のモジュールが活発に開発されているのと同様に、OpenPNEのカスタマイズは、今度のこの分野での研究の1つの流れになると思っています。

また、OpenPNEとは別に、独自のSNSを開発している報告もありました。自分以外の人がSNSを独自開発している研究報告を初めて耳にしたこともあり、よい刺激になりました。特に「習慣化支援を目的としたSNSのデザイン」(三好 康夫, 岡本 竜)は、ユニークなシステムデザインが印象に残りました。これは使ってみたいですね。

発表スライド
以下に私の発表スライドを添付します。スライド中では、個人情報に関わる画像にノイズをいれています。また、Google Docsにスライドをアップロードした段階で、箇条書きの番号がおかしくなってしまいましたが、これは気にしないでください。

3月22〜23日にかけて明治大学にて情報コミュニケーション学会全国大会が開催されました。私は参加できなかったのですが、園田学園女子大学国際文化学部の内橋先生と行っていた共同研究を、同先生が発表してくれました(同全国大会の発表映像は、こちらからご覧になれます)。

この共同研究では、近年急速に普及しつつある学習資源の共有に関する各種取り組みについての調査研究となります。国内外の比較調査としては、GLOBEに加盟している機関に対し、教材の分野の割合比較などを行っています。また、国内の調査としては、NIME-gladで公開されている学習資源が、独習をする際にどの程度役に立つのかなどを調査しています。

同研究分野における私個人の興味としては、学習資源を共有するための規格/言語/システムと言ったインフラストラクチャの部分です。特に学習資源を共有するための各種規格や言語については、既に多くの研究がなされているようなので、これらの成果をどのように学習資源やシステムに反映させていくかに関心があります。今後も引き続き調査をしていきたいと考えています。

3月13〜15日にかけて筑波大学で開催された情報処理学会に参加し、「共に学ぶためのSNSの開発」と言うタイトルで発表をしてきました。以下に感想を記載します。

研究会の感想
情報処理学会の全国大会に参加するのは昨年度に続き2回目ですが、昨年度と同様に興味深い講演を多数聞くことができました。eラーニング関係の発表は、私が所属している日本教育工学会教育システム情報学会などでも多くの研究成果を聞くことができますが、web上の情報マイニングや情報の可視化などは、他所属学会ではあまり聞かないだけに楽しく拝聴しました。

また、特別セッションでは、「ソフトウェア公開…その前に」が非常に面白かったです。特に「ソフトウェアを公開する際のライセンスは個人/機関で独自のものを作成することを極力避け、既に利用されているライセンスを使用するべき」、とのg新部裕氏の発言が印象に残りました。

自分の発表について
情報処理学会の研究会/全国大会で話をするのは今回が初めてであったので、「共に学ぶためのSNSの開発」と言うタイトルでこれまでの一連の研究成果にも触れながら発表をしました。会場からの質問では、現在の利用者が勤務先大学の学生だけであることや、協調学習をするには機能が物足りないなどのご指摘を頂きました。これらのご意見はもっともですので、今後も運用方法と機能の改良を試みていこうと思います。

昨年(2007年)、12月22日に熊本大学で開催された研究会「一般高等教育とeラーニング/一般」に発表者として参加しました。その際の発表資料と感想を、以下で公開します。

研究会の感想
教育工学会の研究会ということもあり、授業設計と学習者のデータ取得が丁寧になされた研究が多く、大変勉強になりました。私の研究は、まだ、学習支援システムの設計と開発が主となっていますが、そろそろ授業での運用についても積極的に考えるべきだと感じています。

また、SNSに関する研究発表が何件が見られましたが、いまだSNSを学習の分野に取り込んだ決定的な研究の流れはないとの印象を受けました。SNS内の人的ネットワークの質/量と学習に関する様々なデータの相関が、今後この分野での研究ポイントとなるのでしょう。私自身も早急に結果をまとめていきたいと思っています。

資料公開について
今回はPowerPoint2003で作成した資料を、Googleのオンラインサービスである「Google ドキュメント」にアップロードし、「公開」の設定をしました。色やデザインは概ねPowerPointのそれが反映されています。ただPowerPointで指定していたフォント情報や、箇条書き行頭のマークが見えなくなってしまった点、そしてスライド内のアニメーション効果が反映されない点などが、PPTの資料と異なる所です(以下の公開資料では若干の修正をしました)。

「Google ドキュメント」で公開の設定をした資料に関しては、以下のようにwebページに埋め込むことができます。YouTubeでも使われている手法ですが、今回の資料程度の文字の大きさなら、多くの方に問題なく読んでもらえるのではと思っています。これまで、研究会等の発表資料はPDF形式で公開していましたが、今後しばらくは、「Google ドキュメント」形式での公開をしていきたいと思っています。

資料に関する注意

  • 以下の資料では、個人情報に関する画像にノイズ処理を行っています。予めご了承ください。
  • アップロードできるファイル容量の制限により、実際の発表で用いた資料からスライドの枚数を若干削除しています。



勤務先の園田学園女子大学短期大学部生活文化学科情報メディアコースでは、1年後期よりゼミを開始します。このゼミ決めに先立ち、ゼミ紹介をするのが明日となっています。その際に用いる、私のゼミの紹介スライドをここに掲示しておきます(FlashPaper形式、要FlashPlayer7以上)。

私自身は学部学生の頃、第一希望のゼミが高倍率であり、希望者間のじゃんけんで負けてそのゼミに入れませんでした。結果として自分が所属したゼミでも、違った角度で物事を学べたので良かったと、今では思っていますが。

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