2005-08-17 20:20
LCAM開発記: クライアントサイドは,ほぼ完成
授業がなくなってからは,いくつかの公用,雑務を除いて,LCAM(Learning Contents Authoring Module)の開発に注力しています.開発には思っていた以上に時間がかかってしまいましたが,クライアントサイドについては,ほぼ完成しました.ここ数日取り掛かっていたのは,HTMLエディタ部へのInstructional Design(ID,教育設計)の知見の埋め込みです.IDの埋め込みと言っても,現在できていることはそれほど多くは無いのですが,以下で簡単に説明します.
システムログイン直後の画面では,教材の基礎情報を入力するのですが,そこでは以下の画面のように,複数のWEBページから成り立つ教材の中での,そのページの位置づけ(ページ種別)を選択します.つまり,これから作成するページは,学習内容そのものが記載された「教材」なのか,学習成果を確認する「課題」についてのページなのかといった種別です.

ここでページ種別(例:「はじめに」)を選択すると,そのページ種別に応じた,おススメの「内容のデザイン」テンプレート(例:「学習目標」,「概要」,「提出物」,「評価基準」)が4種類(1種は白紙)表示されます.ここでテンプレートと書きましたが,テンプレートでは情報デザインを行うだけで,外観にかかわるビジュアルデザインは原則として含みません(これについては,別に用意したスタイルシートで行います).このテンプレートの内,自分が作る教材に近い物をクリックして選択します.次の教材作成画面では,実際にWEBページ教材の作成をします.

画面左に並んでいるメニューが,Learning Objectと呼ぶ,教材の最小単位です.これには「見出し」,「段落」,「学習目標」,「概要」などが含まれます.このLearning Objectの一覧で,緑色と茶色の項目があるのは,緑色のもの(例:「段落」,「見出し」)がcore objectで,ページ種別によらず全てのページで利用できるのに対し,茶色のそれはページ種別に応じて表示されるobject(例:「学習内容」,「提出物」)です.
このLearning Objectsのボタンをクリックすると,画面右側の「ページデザイン」部に,対応する小窓が配置されます.この小窓の中に,必要な文章や画像ファイルのファイル名を記載します.
先ほどの基礎情報を入力する画面では,ページ種別に応じた「内容のデザイン」テンプレートが選択できることを説明しましたが,そのテンプレートを選択することは,この教材作成画面表示時に,最初から,テンプレートに対応したLearning Objectのボタンが押されて,小窓が配置された状態になっていることを意味します.
「ページデザイン」部にて,Learning Objectsを適当に並べ,内容を記載し終えると,これで教材内容の作成は終了です.更に次の画面に進むと,作成した教材に対応したHTML構文がブラウザ上に表示されるので,これをコピーして外観を決定するスタイルシートが置いてあるフォルダに保存します.これにより,学習内容と外観がマッチングしたWEB教材の完成となります.
文章で書くとなかなか分かりにくいと思いますので,近日中に試用版をインターネット上で公開します.更に,今後,LCAM以外の仕事を数件片付けた後で,LCAMのサーバーサイド部の開発に取り掛かります.