もともと,学生の卒業研究に手ごろなことと,僕自身のFlashLiteの勉強のために取り組んできた”ケータイペット”ですが,現状ではFlashLite及び携帯端末の各種制限のため,アイデアを発展させるのに苦労しています.
今年度のゼミ卒業生の何人かは,携帯端末から取得した日時やアンテナ感度でアニメーションが変化する待ち受け画面を作成しました. ここまではそれ程難しくないのですが,その先に行こうとすると,このblogでも書いてきたように,「待ちうけ画面で取得できるイベントが限られている」,「FlashLiteがFlashRemotingコンポーネントに対応していない」などから,なかなか面白いアイデアが思いつきません.
特に,FlashLiteがFlashRemotingに対応してくれれば,ColdFusionを通して簡単なデータベース連動型の携帯アプリが作れるのですが,FlashLite2.0でも対応の予定はないようです.FlashRemotingが使えなくても,XMLデータを読み込ませるか,loadVarsでa=bデータを読み込ませる方法がありますが,短大生の卒業制作には荷が重いかと感じています.
そんな中ふと思いついたのが,ペットをPCのデスクトップ持ってくるアイデア.常時接続だと通信料も気にしなくて良いし, FlashLite1.0/1.1のように,今更Flash4のアクションスクリプトを勉強してもらわなくても良いし・・・.取り急ぎ,Flash作品をデスクトップ上で動作させるツールをリストアップしておきます.
- GIZMO
- Screenweaver
- ZINC
Flash Liteを用いて,携帯電話で利用できるペットアプリケーションを,ゼミ生と共に作成しています.今年の卒業生が,時間等によりアニメーションが変化する待ち受けアプリケーションを作成しました.この発展版としてアラーム機能をつけようと思い,早速調べてみたのですが,Flashで作成する待ちうけ画面には,音はつけられないのですね(データフォルダからの起動などでは,音を使えます).がっかりしました.
Flash Liteと一口で言っても,WEBに接続して利用するか,データフォルダからアプリケーションを起動するか,待ち受け画面に設定するかにより,できることが異なります(docomo端末はこちらを,au端末はこちらを参照).
私は,利用のたびにネットにアクセスする必要も,アプリケーションを起動する必要がない,待ち受け画面の作成に最も興味があるのですが,まだまだできることに大きな制限があります.そういった意味で,パソコンの常駐アプリケーションとは異なります.
年明け早々,Adobe社から「Flash Lite 2 Update for Flash Professional 8」が公開されました.これについては,使ってみてから感想を記載したいと思いますが,FlashLiteについて,いくつか感じている点を記しておきます.
現在,携帯電話で遊べるペットアプリケーションを,ゼミ生と一緒に開発していますが,以下の制限などが気になっています.
- 容量の制限:新しい機種でも,Flashコンテンツの容量に100KBの上限があります.これは従量制のパケット代を前提にした場合,妥当な制限だと感じますが,ビットマップ画像を多用したコンテンツはあきらめる必要があります.
- 携帯電話へのswfの転送が手間:PCで作成したFlashコンテンツ(swfファイル)を携帯電話に送るのが,結構手間です.これは携帯電話の機種に依存するようですが,複数のDocomo機種では,メールにswfを添付してPCから携帯電話にswfを送ることができませんでした(添付swfが削除されます).また,auのW31TではBluetooth経由でもPC⇒携帯のswf送信ができなかったり,SDカード経由でW31T間のswf移動ができなかったりしました.いちいちwebにアップしたコンテンツを携帯電話にダウンロードするのは不便だし,パケット代も気になります.コンテンツ開発時には,この制限は大きいです.幸い使用しているW31Tではメール添付での送信ができるので助かりますが.
- 通信費が結構かかる:そこそこのアプリケーションを作成すると,そこそこのファイルサイズになり,1回コンテンツをダウンロードするのに100円近いパケット代がかかったりします.パケット使い放題の設定にしていないと,使いづらいですね.
- 待ちうけFlashではキーイベントが取得できない:待ち受け画面にFlashコンテンツを指定することにより,キーイベントを取得できるものかと思っていましたが,これはできません.ちなみにWEB上のFlashコンテンツでは,キーイベントを取得できます.
- 待ちうけFlashではメールメール・電話着信イベントが取得できない:メール・電話着信時に指定のFlashコンテンツを再生することはできますが,この着フラと待ち受け画面のFlashを連動させることはできないようです.
今日は1~2時間程度かけて,Flash Liteをいじっていました.落ち着いて検討してみると,ver1.1では私が期待していたことができなさそうです.取り急ぎFlash Lite絡みで,いくつか気がついたことを記載します.
- デバイスプロファイルのアップデート:
Flash Professional 8 用の「モバイルデバイスプロファイルアップデート 1」が公開されていました.但し,公開日は2005年 11月 7日となっていたので,今更気がついたと言う所ですが.ちなみにこのアップデートでは,以下のプロファイルに更新がありました.Casio A5512CA,Hitachi W31H PENCK,Kyocera W31K,Kyocera W32K,Sanyo A5507SA,Sanyo A5510SA Sweets,Sanyo W21SA,Sanyo W31SA,Sanyo W32SA,Sony W31S,Sony-Ericsson 802SE,Sony-Ericsson K600,Sony-Ericsson W600,Sony-Ericsson Z800,Toshiba W31T.私が所有しているW31Tも,プロファイル更新され,エミュレーション画面なども,実機に近いものとなりました.

- 待ち受け画面に設定:
作成したswfは,メールに添付して携帯電話(W31T)に送信します.これまではその添付ファイルを表示していただけでしたが,今日待ち受け画面として設定してみました.240×320ピクセル全体に作品が表示され気持ちよいです.swfは壁紙のように表示され,携帯電話デフォルトのアンテナ感度や,時計,日付は,その上に表示されます.
- 再生シーン毎で利用できる各ActionScript:
ここにweb再生や待ち受け画面など,様々な再生シーンでできることがまとめられています.特に待ち受け画面で,キーイベントが取得できないことは,私にとって大きな誤算でした.また,メール受信を,待ち受けFlashのイベントとして受け取れるのかと思っていたのですが,そうではないようです.メール受信時に再生するswfを指定できる(着Flash)のですが,このswfと待ちうけFlashは再生シーンが異なるファイルであり,変数の受け渡しなどができなさそうです.これまた私の大きな勘違いでした.メール受信やキー操作をイベントとして,待ちうけアプリとしてのペットが成長するものを考えていたのですが,このアイデアは断念することになりそうです.
- 気になること:
作成したペットアプリをデータフォルダからいちいち起動してもらってもよいのですが,これはcookieの様にローカル端末にデータを保存できないと,できることが少なくなり面白くないですね.またswfをインタラクティブ再生した時には,その画面を待ち受け画面のように,常時表示しておくことはできるのでしょうか.これができるのなら,うれしいのですが・・・.時間ができたときにFlash Lite 2.0の詳細を確認し,ここで記載したことに関して,何か更新があったのかチェックしておきます.
SLLのロゴ画像を作成したついでに,ケータイペットのロゴ画像も作成.ちなみにこれらのロゴ画像は,素材をMacromedia Fireworksに読み込み,完成させています.Fireworksでは編集用ファイルとしてPNG形式を用いますが,1つのPNGファイルから大きさの違うGIF画像などを作成するには,イメージプレビュー(Ctrl + Shift + x)の「ファイル」タブから項目を設定し,書き出すのが便利.これはFireworksを用いてweb素材を作成する際の,必須テクでしょうね.
