最近、勤務先大学の基礎・専門科目のそれぞれで、web作成に関する授業の教材を作成していたのですが、この分野は動きが激しいだけに、何をどのように教えるべきかには、非常に悩みます。また、対象とする学生のレディネスもまちまちです。webに興味のある学生は、大学に入学した時点で既に、ホームページビルダーやFlashなどのツール、ネット上の素材集、無料のwebサーバーなどを用いたweb作成を経験していますし、逆にweb作成は全く初めての学生もいます。
僕自身が一番すっきりとする基礎科目におけるweb作成の授業の流れは、以下のようなものです。
- webの重要性やwebの仕組みなどの”背景”を学習
- テキストエディタ(メモ帳)を用いて、情報構造を指定する基礎的HTMLの実習
- テキストエディタ(メモ帳)を用いて、外観を指定する基礎的なCSSの実習
- ftpを用いたwebサーバーへのアップロード
HTMLの見出しタグや段落タグを適当に用いて情報を構造化し、それにスタイルシートを適用することにより外観を指定するという流れは、多少回り道のように思えても、すっきりとしていて理解しやすいのではと思っています。また、我流でweb作成を学んできた学生の多くは、情報の構造化を意識せず、結果としてはごちゃごちゃしたHTMLと借り物の素材の乱用に終始していることがあります。
もちろん、スタイルシートを利用すると、異なるブラウザの種類やバージョンへの対応を考えなければいけないでしょうが、この辺りがシビアになるCSSの記載やその対応は、専門科目でよいのではと思います。また、専門科目では、Dreamweaverなどのweb作成ツールや、画像素材作成・利用のテクニックなどの説明も必要かと思います。
現実には、まだまだpタグを「段落」のマーキングと言う本来の意味ではなく、「一行スペースを伴う改行」と言う外観の指定として教えているような授業もあるかと思います。しかし、そろそろ構造化の道具してのHTMLの位置づけを明確にすると同時に、外観の指定のためのスタイルシートを、基礎科目から導入しても良いのではと思っています。
本日,所属先の情報メディアコースで,1回生を対象としたゼミ説明会を開催しました.学生は,この説明会を参考にして,これから卒業までの1年間半の所属ゼミを決めます.私のゼミの活動内容としては,ケータイペットを中心としたプロジェクトワークであることを説明しました.
ここで言うケータイペットとは,携帯電話用の待ち受けとしてのペットアプリケーションを指し,Flashを用いて開発する予定です.これは私のゼミの現2回生が取り組んでいるテーマでもあります.僕自身は携帯電話で利用するFlashに興味があり,学生はペットアプリケーションやケータイの待ち受け作成という辺りに興味を持つかと思い,このテーマにしました.サーバーと連携しないローカルなアプリケーションとしての開発なら,技術的には難しくないと思っています.このため作業のポイントは,アプリケーションとしての魅力をどのように高めるか,どのように一般に宣伝し広く利用してもらうかにあると考えています.絵を描く学生,ペットの動作をプログラミングする学生,宣伝webサイトを作成する学生など,効率的に作業分担ができ,幅の広いプロジェクトにできたらと思っています.
私の限られたリソースを,現在最大限に投入しているeラーニング関連のシステム開発を,ゼミ生と一緒に行えればベストなのですが,流石に短期大学の学生にサーバーサイドのプログラミングまで教えるのは,私も学生も大変なので,このテーマにしました.携帯電話のアプリケーション開発という内容には関心があるのですが,私の研究論文には直接つながらなさそうなのが残念ではあります.
9月23~25日は,徳島大学で開催された日本教育工学会全国大会(プログラムはこちら)に参加してきました.私は25日午前の「学習コンテンツ開発・評価(4)」のセッションにて,「eラーニング教材を効率的に作成するシステムの開発」と言うタイトルで発表してきました.内容は,このblogでも度々報告しているLCAM(Learning Contents Authoring Module)についてです.プレゼンテーション資料は,以下の画像をクリックすると表示されます(PowerPointファイル).ただし,実際の発表では,作成したLCAMのデモにもかなり時間を割いたので,デモなしのこの資料だけでは分かりにくいかもしれませんが・・・.
ちなみに1月前にJSiSE全国大会で発表した内容との違いは,複数のページをパッケージして1つの教材を作成する機能の追加です.

今回は,発表の数日前に,自分が発表するセッションの座長がインストラクショナルデザインの大家であることに気がつき,かなりあわてました.厳しい意見を言われてへこむのはいやだったので,発表直前までシステムをいじっていました.これまでにも学会での発表直前までプレゼンテーション資料を作成していることはありましたが,さすがにシステムそのものをいじっていたことは初めてです.今後は,このようなことがないように余裕を持った準備をしないといけないなと反省しています.
幸い,発表後によせられた意見は好意的なものが多かったので安心しました.8月のJSiSE全国大会での発表では,あまり手応えが感じられなかっただけにうれしく感じます.今後,多少システムをブラッシュアップした後で,LCAMを公開したいと思います.その際は,サーバー&DBとは切り離したシステムを誰でも利用できる形で公開し,サーバー&DBと連携したシステムは,これとは別の形で利用できるようにしようと考えています.
また,自分以外の発表では,以下の発表が特に面白かったです(タイトル・発表者氏名は,大会プログラムから引用しました).
- 「デジタル教材の流通促進システムと”SOFT” Copyright Law の必要性」 by 井上理穂子(慶應義塾大学)
- 「LOM を活用した講義コンテンツ編集支援システムの構築」 by 穗屋下茂, 米満潔, 梅崎卓哉, 藤井俊子, 角和博, 近藤弘樹(佐賀大学)
- 「活動理論にもとづく第3世代eラーニング - 映像ブログを媒介とする拡張的学習のデザイン-」 by 牧野由香里(関西大学)
9月20~22日はゼミ研修旅行で長野県の蓼科高原に出かけていましたが,泊まっていたバンガロー近辺を21日早朝に走ってきました.バンガローは山腹にあるので,かなり傾斜のある場所でのジョギングでした.赤松などの木立の中に,いくつもの別荘が次から次へと現れ,それらを眺めているだけでもなかなか楽しかったです.
聴いていたのは,Charlie Haden & Egberto Gismontiの”Maracatú”.早朝だったこともあり雑音がなく,2人の演奏がクリアに聴こえました.木立が茂る高原の中を,好きな音楽を聴きながらjoggingするのは快楽ですね.とても気持ちがよかった.
おまけで,泊まっていたバンガローの写真を添付します.

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感動せずには聞けません!
明日から,2泊3日で長野県茅野市にゼミ研修旅行に出かけます.一応,ジョギングシューズも持って行きます.今日は,そのウォーミングアップも兼ねて走ってきました.少し蒸し暑いこともあり,40分程度のjoggingでたっぷりと汗をかきました.
聴いていたのは,The Poloceの名曲”Every Breath You Take”.以前,Stingがこの曲についてインタビューで,元々,誰かを好きになった時の,多少ストーカーチックにまで相手が気になる様子を歌ったのが,世間は純粋なラブソングとして受け取った,と言っていたと記憶しています.そう言われてみると,
Every breath you take
Every move you make
Every bond you break
Every step you take
I’ll be watching you
と言う歌詞は,少しおっかないですね.
ポリス
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