2008-09-09 22:43
JSiSE全国大会:共に学ぶための学習プラットフォームの開発
9月3〜5日にかけて、熊本大学で開催された教育システム情報学会第33回全国大会に参加してきました。以下、簡単に感想などを記します。
自分の発表
今回は、「共に学ぶための学習プラットフォームの開発 ‐学習活動のアンテナ機能‐」と言うタイトルで発表してきました(発表スライドは記事末尾に掲載)。これまでに開発してきたSNSベースのLMS「Social Learning Life」に関して、友達の学習状況などをPush配信する仕組みを説明しています。mixiのような汎用SNSの多くでは、「友達」の日記が、自分のログイン直後の画面にPush配信されます。これに対して今回の研究では、各教材に対する「友達」の「学習中」、「合格」と言った学習状況などをPush配信するというものです。同時に、自分の学習状況の配信範囲を制限することも出来ます。
学習にSNSを導入する実践研究の肝は、その人的ネットワークの活用にあると思っています。今回の研究で試みたことは非常にシンプルですが、今後も学習に特化したSNSとして、その人的ネットワークの活用方法を提案していきたいと思っています。
他者の発表
3日に開催されたワークショップ「SNS的アプローチを利用した教育・学習支援」が、特に面白かったです。様々な切り口での研究報告がありましたが、OpenPNEを利用した研究が予想以上に多かったのが印象に残りました。僕もOpenPNEを利用したことがありますが、非常に良くできたソフトウェアですし、手軽にSNSを運用できるのは便利です。LMSのmoodleで各種用途のモジュールが活発に開発されているのと同様に、OpenPNEのカスタマイズは、今度のこの分野での研究の1つの流れになると思っています。
また、OpenPNEとは別に、独自のSNSを開発している報告もありました。自分以外の人がSNSを独自開発している研究報告を初めて耳にしたこともあり、よい刺激になりました。特に「習慣化支援を目的としたSNSのデザイン」(三好 康夫, 岡本 竜)は、ユニークなシステムデザインが印象に残りました。これは使ってみたいですね。
発表スライド
以下に私の発表スライドを添付します。スライド中では、個人情報に関わる画像にノイズをいれています。また、Google Docsにスライドをアップロードした段階で、箇条書きの番号がおかしくなってしまいましたが、これは気にしないでください。