Web作成勤務先の大学では,情報リテラシー科目にeラーニングを導入していますが,ここ数日,この科目用の「Webデザインの基礎」と言う小単元の教材更新作業に取り組んでいました.今回の更新の特徴は,スタイルシートを用いたWebデザインを取り上げたことです.既に専門科目ではスタイルシートを取り上げていましたが,今回,リテラシー科目まで,内容をおろして来ました.

この単元は,通常,2~3コマ(1コマは90分の授業)かけて学習する「ホームページの作成」と言う小単元の続きとなります.「ホームページの作成」では,ホームページのしくみから,実際にメモ帳を用いて基礎的なタグの入力まで学習します.

最近まで,学生のレディネスとしても,技術の普及度としても,リテラシー科目でスタイルシートを取り上げるのは少し早いのでは,と感じていました.しかし既に入学時の段階で,素材集などからの切り貼りで,Javascriptやスタイルシートを(知らないうちに)使っている学生も珍しくありません.また,近年のblogブームにより,スタイルシートの認知,普及が進んだことは周知です.このため,そろそろスタイルシート導入の時期ではないかと僕なりに判断し,教材の試案を作成しました(実際にこの教材を使用するかは,まだ未定です).

スタイルシートを取り上げた一番のメリットは,視覚デザインではなく,情報デザインにあると考えています.スタイルシートと共に用いることにより,HTMLの役割が明確になり,見出しタグの活用を始め,情報の構造化について説明しやすくなりました.

デメリットとしては,ブラウザの対応状況がいま一つなことです.このため今回の教材では,スタイルシートの使用を最小限にとどめ,ブラウザ間の差が顕著にならないようにしています.この辺りをまじめに考えるのは,専門科目で良いと割り切りました.

しかし,スタイルシートを用いてWebをデザインしていると,つくつぐブラウザ間の差異を意識しないで済むFlashのありがたさが身にしみます.スタイルシートに関しても,どこかの専門機関が,標準に準拠したプラグインを開発し,ほぼ全てのブラウザでこのプラグインが導入されることにより,ブラウザ間の差異がなくなる,と言ったことが実現すると非常に助かるのですが.

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