先日、教育システム情報学会から届いた学会誌Vol.23 No.3を読みました。掲載された論文等の中で、最も興味深かったのが「映像アノテーションモデルに基づく講義映像を用いたマルチメディア教材オーサリングシステム」(著者:阿倍博信、濱谷英次)です。残念ながら、web上で同論文の内容を確認することはできないようですが、読後の感想などを記載します。

この阿倍博信、濱谷英次両氏による研究では、講義映像を活用し、効果的なeラーニング教材を効率的に作成する方法が述べられています。論文中で紹介されているいくつかの取り組みの中で、私にとって最も面白かったのは、映像にアノテーション(注釈)を添付する教材モデルです。

ここで述べられているアノテーションには、講義映像の指定した箇所が再生される際に特定のテキスト/webが表示されるソースアノテーションと、特定のアノテーションを選択することにより、指定された箇所の映像の頭だしをするディスティネーションアノテーションの2種があります。また、ディスティネーションアノテーションは、教材作成者だけではなく学習者も作成でき、これは学習者ごとに管理されるそうです。

この論文を読んで思い出したのが、「Honda Sweet Mission」です。このwebサイトでは、音声データの特定の箇所に、利用者がコメントを記載することができるようになっています。上記論文にしても、「Honda Sweet Mission」にしても、映像/音声にアノテーションを添付する機能は、コンテンツのインデックス化と共有と言う2つの視点から、今後益々広まっていくことでしょう。

私が現在開発しているeラーニング教材作成支援システムでも、いつか映像/音声に対するアノテーション添付と他利用者とのアノテーションの共有に取り組みたいと思っています。

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