Ruby on Railsの調査のため、同フレームワークのアプリケーションを公開するサーバをレンタルしたので、その覚え書きを以下に記載します。
現在、このblogなどの公開のため、hetemlのホスティングサービスを利用していますが、このサービスではRailsを利用できず、また自前のサーバを用意するのも手間だったので、VPSをレンタルすることにしました。
Rails利用者によるVPSの情報は、ネット上で多く出回っているので、それらを参考にslicehostの256sliceプランを契約。pingの応答時間を見ると、海外のサーバだけに、日本からの応答はhetemlの十倍程度かかっているのが気にはなったのですが、コストパフォーマンスと高い評判を考慮して申し込みました。webページからクレジットカード情報などを入力して申し込むと、すぐ利用できるようになりました。なお、申込時に「Slice Name」と言うものを入力するのですが、これは複数のプランを申し込んだ際にそれらを区別するときなどに使うもので、契約後も変更できるようです。
また、同VPSではOSを選択できるのですが、今回は、今後自前サーバのOSとして使う予定のCentOS 5.4を選択しました。後はsshでログインして、以下のソフトウェアなどをインストール。いくつかのソフトウェアは、CentOSのデフォルトのリポジトリにはなかったので、リポジトリを追加したり手動でダウンロードしインストールしました。
- ruby
- ruby-devel
- rubygems
- rails
- httpd
- php
- mysql
- passenger
なお、Railsを公開する方法はいくつかあるようですが、今回は、Apache上でRailsを動作させるPassenger(mod_rails for Apache)を利用することにしました。
slicehostは評判通りドキュメントが充実していたため、特にhttpdやpassengerの設定をする際に助かりました。ただ、何カ所かドキュメントの情報が古いためか、CentOS 5.4に対応していない箇所もありました。
これまでwebサービスを開発する際に、クライアントサイドにFlash、サーバサイドにColdFusionを用いることがほとんどでしたが、趣向を変えてRuby on Railsでの開発も検討しています。その準備として、Rubyの入門書として評判の良い「初めてのRuby」をを読み終えたので、簡単に読後メモを記載します。
まず、著者も述べているように、本書はプログラミング経験者を対象にRubyの文法や文化を記載しているため、今の私にはちょうど適した内容・レベルでした。私自身のオブジェクトプ指向ログラミングの経験は、ActionScript2でのものしかありませんが、それでも本書は十分読みやすかったです。
ただ、Rubyの文法が、これまで慣れ親しんできたActionScript2とはかなり異なるため、Rubyを使う時はしばらくとまどいそうです。Rubyの構文で特に印象に残ったのが、「3.times do 〜 end」のように数値もオブジェクトとしてメソッドを持つ点や、インスタンス変数は@から始まる変数名をつけると言った変数名規則、モジュールの役割、と言った所です。
また、本書でも触れられているように、何らかのアルゴリズムを説明する際に、「おまじない」の記載が少ないので、アルゴリズム教育には向いてそうですね。その一方で、FlashやVisualBasicを用いてプログラミング教育をする時とは異なり、視覚的な成果が見えにくいので、授業でRubyを取り上げるときには、学習者への動機付けが大事であるように感じました。
Yugui
オライリージャパン
売り上げランキング: 79413
昨日30日にようやく仕事も片付いたので、大晦日の今日は、のんびり過ごしています。僕にとっての2009年は忙しくも刺激的で、とても楽しかったです。以下、簡単に振り返っておきます。
1〜3月: 年明け早々にプーケットで開催される国際会議での論文採録通知が届き、その準備に大慌てでした。ただ、同会議での口頭発表は、英語を含め準備不足でした。もっと頑張らないといけないですね。また、3月末日をもって、8年間勤務した園田学園女子大学を退職し、秋田に引っ越しました。
4〜6月:秋田大学総合情報処理センターに着任し、活動を開始しました。私立大学から国立大学への異動であり、職務にも変化があったので、最初はとまどうことも多かったですが、周りの方々のサポートにはずいぶん助けられました。また、授業としては情報リテラシー科目を担当しました。同種の科目は前任校でブレンディッドeラーニングで行っていましたが、今回はシステムの用意が間に合わず、パワーポイントを用いての対面一斉授業で行いました。その結果、労力がかかる割には学生への個別指導は行き届かず、LMSの重要性を再認識しました。ただ、学生は優秀で、特にプレゼンテーションをさせた時などには、感心させられることが多かったです。
7〜9月:学内ネットワーク機器更新(Season I)と国立大学情報系センター研究交流・連絡会議の開催校としての仕事で、多忙を極めました。しかし前者では学内ネットワークのことが、後者では学外の情報系センターのことがよく分かり、得たものは大変多かったです。また、初めて秋田で夏を迎えたわけですが、関西から引っ越してきた身にはまさに避暑地であり、その過ごしやすさは格別でした。
10〜12月:夏の機器更新の際に導入した無線LANなどを、試行サービスとして運用をスタートさせました。また、学内ネットワーク機器更新(Season II)の実施、大学全体の情報化推進やセキュリティポリシーの見直しに関する作業にも参画し、忙しい時間を過ごしました。また、初めて秋田で冬を迎えたわけですが、冬型気圧配置の威力には圧倒されました。人生初の雪かきは、いい運動になりました。
GTD (Getting Things Done)の提唱者であるデビッドアレン氏が、同整理法について記載した「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」を読了しました。著者の経験から導かれたGTDの利用方法と魅力が簡明な文章で記されており、自分の仕事を整理する上で大変参考になりました。
同書で述べられているGTDとは、気になっていることすべてを収集し、それらに求められている結果と、それを実現するための具体的な行動を管理するための信頼できるシステムの構築をする、と言うものです。このようにGTDのアイデアはとてもシンプルなのですが、それを徹底して行うことにより、頭の中の気になることすべてを構築したシステムに預けることができ、今すべきことに集中できる状態を維持することができる、としています。
僕自身、GTDに出会ってからの1年ほど、本書で提案された方法を参考に自分のやるべき事を管理しています。残念ながら「ストレスフリー」にはなっていませんが、仕事を効率的に進める上では役に立っています。特に私が担当し、今夏に実施した学内ネットワーク機器更新の作業などでは、種々雑多な作業が毎日のように発生し、かつそれぞれの関係者と打ち合わせをしながら仕事を進める必要がありましたが、そのような仕事の際にも、本書に記載されているテクニックが役に立ちました。
随所に気になる仕事の整理法が記載された同書の中でも、特に印象に残った点は、やるべきことを単に羅列するのではなく、実際に必要となる具体的な行動を書き出すと言う点(p.36)と、2分間ルール(p.143)でしょうか。
また、GTDを実践するためのMac用ソフトウェアとして「Things」を用いていますが、このソフトウェアの使い勝手がよい点も、効果的にGTDを実践する助けとなっています。
本書を読みながら、大学の情報リテラシー科目などでも、このような広い意味での情報処理システムを教えていくと良いかも、と感じました。
デビッド・アレン
二見書房
売り上げランキング: 761
12月4、5日に大阪中之島で開催された、Bbカンファレンス2009に参加しました。Bbカンファレンスは、これまで予稿集をは読んだことはあっても、参加するのは始めて。てっきりBlackBoardユーザが多いのかと思いきや、カンファレンス中のアンケートによるとそうではないようです。また、大学職員、企業の参加者が多いためか、普段参加している学会主催の研究会とは、かなり異なる雰囲気。なんだかとても和やかでした。
まず、カンファレンスを通して僕が一番引き込まれたのは、基調講演の鈴木克明先生の基調講演。ライブならではのインパクトに加え、実例を踏まえた説明がするすると腑に落ちるので、最近、機器更新疲れをしていた僕にはとても良いリフレッシュになりました。
また、教育の場でiPhoneを用いた取り組みも紹介されましたが、まだ模索状態であるように感じました。僕自身は、iPhoneをデジタルポートフォリオのIOデバイスとして注目していたので、その分野のアプリケーション/実践例が紹介されるかと思っていましたが、その手の話はありませんでした。iPod Touchにカメラがついたらこのアイデアはもっと身近になるので、勤務先大学でもどこかの学科が興味を示してくれると面白くなりそうです。
最近のコメント